就寝中や運動中などに思わず足をつり痛さ故もがいた経験なんかもあるかと思います。そんな足がつるメカニズムを足がつる病の原因からみていきます。
足がつる原因
足がつる主な原因は体の中で起きる脱水症状や運動不足、血流低下から主な原因と言われています。気を付けないといけないことがあります。それは、足をつることによる、恐ろしい病です。
・病気
それは、病気が原因で足がつるという症状がみられている場合です。足がつる原因としては先ほどお話したことがほとんどで、発汗したり運動したりそのような原因で起こっているため、ある程度で症状が治まれば問題はありません。
しかし、時おり重大な病気が潜んでいて、その病気が原因で同じように繰り返して足がつる症状が出ている場合があります。
足がつる に潜む病気
糖尿病、脳梗塞、腎疾患、椎間板ヘルニア、閉塞性動脈硬化症、脊柱管狭窄症です。
特に閉塞性動脈硬化症は気を付けないといけません。
○糖尿病
何故糖尿病と足のつりが関係しているのかと言うと糖尿病神経障害が原因で、運動神経が障害を受け、神経の動きが乱れることにより筋肉が異常収縮を起こすからなのです。
また、高血糖はで血流が極端に悪くなることから足のつりにも影響が出るのです。
○脳梗塞
脳梗塞は、脳への血管が詰まり血の巡りが悪くなってしまうことで起こる病気で、血の流れが悪いと血栓ができてしまいその部分へのしびれやつりが出てくるのです。
そして、特に夜寝る時に体が動かないことで血流が悪くなり、足をつります。
このような現象が続くと脳梗塞の前兆だとも言われています。脳梗塞は悪化しますと脳のダメージが大きくなるので危険な病です。
○腎疾患
腎臓病の中でも目立つのがこの腎疾患です。腎臓は体の中の老廃物を体内の外に出す役割を担っています。。腎臓には血液をろ過して老廃物と血液に分ける糸球体と言う部分があり、この糸球体に老廃物が詰まり、不純物がろ過できなくなる状態が腎疾患なのです。
そして、腎臓の病気は基本的に体に老廃物が溜まり、体の外に出せなくなります。このような原因からイオンバランスが崩れて、足がつりやすくなります。この現象がこのまま続くと、頻繁に足がつったり、尿の出が悪くなると腎疾患の恐れがあります。
○椎間板ヘルニア
椎間板は椎骨の間にある軟骨で、その椎間板が椎骨の間にあることで、こすれたりするのを防ぐクッションのような働きをしています。
ですが、これが何らかの原因により椎骨の間から飛び出てしまったり、膨れたりしてしまう状態こそ椎間板ヘルニアです。
なぜ足がつるのかという原因についてはこの椎間板ヘルニアは、はみ出した椎間板が腰周りの神経を圧迫してしまうことで痛みや運動に支障をきたしています。その神経の中には下肢につながるものがあるためです。
下肢の神経が圧迫されることにより、ふくらはぎの神経が影響を受けてしまい足をつる現象が起きるのです。
更にこの病気が進行していくと、次第にふくらはぎへの負担が多くなり、筋肉が疲労してしまい、椎間板ヘルニアの悪化とともに足のつりも頻繁に起こりやすくなるのです。
○閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症は足の血管の動脈硬化が進み足の動脈がつまる病気なのですが、徐々に血管が狭くなり血の流れが悪くなるにつれて足をつる回数が増えます。
これが深刻化すると閉塞した部分から血流がなくなり、細胞が死んでしまい最悪の場合は切断しなくてはいけなくなるのです。
○脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は脊柱の中にある神経が通る部分が狭くなる病気で、その脊柱管が狭くなることにより、神経が圧迫されその結果、運動神経がうまく伝達しない他、筋肉の緊張状態が続いてしまい足がつるようになります。
この病気が進行すると、歩行が困難になるくらいの激痛に襲われたり、治療自体が遅くなると完治が難しくなり最悪の場合後遺症が残る大きな病気なのです。このような怖いことがあるので、くれぐれも注意しましょう。
対策方法
・水分補給
特に気にしなければいけないのが、水分補給です。生きている限り水分は必要で、寝ているときも起きているときも汗は出ます。特に運動をしているときなどは、電解質を含むスポーツ飲料を取りましょう。
・軽い運動
そして、日ごろの生活で運動不足を改善するために日ごろから歩くことを心がけましょう。
一日目安で30分歩くだけでも解消されます。このような対策法で万が一足のつりなどが改善されない場合は病院にて診断してもらうことをおすすめします。
繰り返す足のつりは要チェック
特に症状としては、足がしびれる、足のむくみが引かない、麻痺があり、のどが渇き水などを多く飲む場合が頻繁にあるようでしたら要チェックです。
今まではそんなに気にしてはいなかった足のつりですが、つって痛いけどじき治ると思って生活をしていても、やはり隠れていたところに病が出てくるのです。
このように隠れた病気の可能性について分かっていればおかしいと思ったときに対応できます。ぜひ繰り返し起きるときや他にも不調が現れている場合には早め早めの対処を心がけるようお願いいたします。