こむら返りと肉離れはどう違う?

スポーツによって起こるけがは、大きく分けて2つに分けられます。一つは運動中大きな力が加わることによって、一瞬で体組織を傷めてしまう「スポーツ外傷」です。そしてもう一つが、反復練習によって、疲労や、小さな衝撃が蓄積し、慢性的な痛みや機能障害を起こす「スポーツ障害」です。そのスポーツ外傷の代表的な症状が「肉離れ」です。この肉離れの症状が、こむら返りとよく間違えられることがあります。どちらも筋肉の収縮、血流の障害によって起るもので、激痛を伴う点は似ていますが、大きく違います。ここではそうしたこむら返りと肉離れの違いと、そのメカニズムを徹底考察して行きます。

「肉離れ」治療には人一倍の精神力が必要

運動中に、突発的に足の太ももや、ふくらはぎに激痛が走り、歩けない状態になるのがスポーツ傷害の代表格の「肉離れ」です。この症状は、男女年齢に関係なく表れる症状で、特にハードな運動を行っている時に現れる症状と言えましょう。これは過激な運動中に、突然筋線維維(きんせんい)が切れ、筋肉の表面を包んでいる筋膜が破れたりしたときに起る症状を、肉離れと言います。筋線維の断裂を総称して肉離れと呼んでいます。特にふくらはぎにある、腓腹筋(ひふくきん)に起り易く、痛みと共に、筋肉が緩んで、力が入らなくなります。またこの症状は、ふくらはぎだけでなく、大腿部裏側のハムストリングなどでも多発するケガとして知られています。これは腿の後ろの筋肉が急激に、収縮して切れることです。これを称して肉離れと言わず、「ハムストリング筋断裂」と呼んでいます。

常に潜む危険 肉離れとこむら返り

肉離れは、筋肉やその周辺の筋腺という、組織が断裂を起こすスポーツ外傷です。肉離れは、走り出した瞬間や、止まった瞬間に、強い衝撃がかかることが多く、その負荷に耐えきれず、筋肉断裂を起こすメカニズムが考えられます。まだ確かな原因が特定されていない、と言うのが実情でしょう。力の隔たり、柔軟性の低さ、強い衝撃などにより肉離れが多いのも確かです。その原因として、筋肉の柔軟性不足や、筋力不足、筋力の左右差、可動範囲を超えた動き、ウォームアップ不足など、様々なことが考えられます。疲労した状態での運動も肉離れを誘発します。一方こむら返りの原因である、筋肉の異常な収縮、血流障害、筋力不足など共通する面も多く、一見区別がつきにくい面もあります。

こむら返りと肉離れの違いについて

こむら返りと肉離れは、症状も、症状が表れる部位も、ほとんど似通っていますので、注意が肝心です。両方の大きな違いは、こむら返りは、症状が起こって4~5分もすると痛みは自然に治まってきますが、肉離れは、長いこと傷みが続くと言う違いがあります。肉離れについては、ふくらはぎだけでなく、太ももの裏側のハムストリング筋の断裂というのが多発する点が大きく違うところでしょう。そして運動中に「プチッ」という嫌な音がする場合が多いので、本人には解る場合があります。こむら返りと思って、ストレッチなどを行った場合は、断裂部位がさらに悪化することもあり、注意が肝心です。肉離れの起る要因は、急に走ったり、ジャンプしたり、事前運動を怠ったりしたときになる可能性が高い症状で、その場で激痛を感じる場合が多いようです。こむら返りの場合、運動し、長時間歩いた時、筋肉疲労が起き、夜寝た時に起るのが一般的です。肉離れとこむら返りでは、治療法も全く違います。肉離れの治療法は、冷やして、固定して、安静にすることが基本です。こむら返りは、伸ばし、温め、マッサージが基本となります。

ハムストリング肉離れのメカニズム

このスポーツ障害は、陸上競技を例にとりますと、スプリンターが、スターティングブロックを蹴った時、あるいはハイジャンパーがピットを蹴った時に、筋肉が急激に収縮した場合に起ります。それは、膝を伸す役割を果たす腿前面の大腿四頭筋(だいたいしとうきん)と、後面のハムストリング筋とが同時収縮してしまうからです。一般的に、この2種類の筋肉は、同時収縮を起こさないものなのです。それが同時収縮を引き起こすのは、ハムストリング筋の方の引っ張る力が落ち、大腿四頭筋の力に引きずられてしまうからです。ハムストリング筋断裂は、強烈な痛みを伴うもので、運動を中止し、安静にしていなければなりません。少し良くなり始めたら、スポーツドクターの指示に従って行うことが大切です。

こむら返りと肉離れの応急処置

肉離れの応急処置は、運動を中止し、安静にし、少し良くなり始めたら、伸縮包帯を巻いて、圧迫するか、サポーターをはめて肉離れを起こした部位を固定し、冷やしながら整形外科へ行くといいでしょう。いずれにしても、手早い処置が重要と言えましょう。こむら返りの応急措置としましては、ふくらはぎを伸ばすようにすることが肝心です。それには、つま先を体の方向に引っ張ることが効果的と言えましょう。この動作はあくまでゆっくりとすることがポイントです。また片方の手で、痛い所をやさしくさすって、ふくらはぎの筋肉を良く伸ばすことで、少しずつ痛みは治まります。

 

継続的に起こるこむら返りを根本的に治したい方必見!
>>こむら返りサプリ人気ランキング

PICK UP!!

ページの先頭へ戻る