すねの足のつりには、ストレッチングが有効

ふくらはぎの周辺、すね(下腿部)に起きる足のつりは、激痛を伴い、他の症状と複雑に絡み合い難しい症状が多いとされています。主に運動量の激しいスポーツのアスリートによく見られる現象です。一般的には足のつりにおいては、ふくらはぎや足首中心に見られますが、筋肉の異常な収縮により、足が硬直して痛みを伴うのは同じですが、すねの場合は、疲労骨折など、他の症状と複雑に絡み合い、治療を複雑にしている面がみられるケースが多くあります。そこですねの持つ特徴と、足のつり、予防・改善を追ってみます。

東洋医学で言う「足三里」の部位、すねの構造

すね(下腿)には、脛骨(けいこつ)という主に体重を支える太い骨と、その外側に位置する腓骨の2本の骨があります。
これらの骨は、足関節や、足の指を動かすため、多くの筋肉が付着しています。
すねの前面には、前脛骨筋(ぜんけいこつきん)など、足関節を足骨の方向に、曲げたり、足の踵を進展させる筋肉があります。
ジャンプ動作で必要になる、足底の底屈運動は主に、下腿三頭筋(かたいさんとうきん)の収縮によって行われるものです。
下腿三頭筋の中の腓腹筋は、膝関節を超えて、大腿骨に付着していますが、ヒラメ筋は、脛骨に付着しています。
下腿三頭筋は「アキレス腱」となり、足根骨の1つである踵骨に付着しています。下腿は前部、外側、浅後部、深後部、の4つのコンパートメントに分けることができます。この中に、筋肉と血管、神経などが含まれているのです。

すねの悪化に多い症状 疲労骨折は足のつりを誘発

すねを構成しています脛骨、腓骨の2本の根には、足関節や、足踵を動かすいろいろな筋肉が付着しています。
ランニングしたり、ジャンプをしたりして、筋肉を収縮させますと、その刺激は、骨から引きはがすようなストレスとして、骨膜へも伝わります。
筋肉の柔軟性が低くなり、偏平足などにより、筋の緊張が高まっている場合は、そのストレスは大きくなります
このようにヒラメ筋や、後脛骨筋などの収縮のストレスによって、脛骨の骨膜に炎症が起こっている場合は、シンスプリントと考えられています。
これが重症化したら、疲労骨折を起こすことになります。
原因としましては、走る距離を伸ばしたり、硬い地面の上を走っている、以前より体重が増えた、靴を変えた等が考えられます。

すねの足のつりは東洋医学「足三里」をもんで解消

膝のお皿のななめ下(始点)から前足首(終点)にかけて、もんで刺激することで、足のつりや、胃痛、胃もたれなどの、胃腸トラブルにも効果があるとされています。
始点になるひざ下が、東洋医学で言う、あの有名なツボ「足三里」です。
その足三里から、すねの外側の太い筋肉の上を、両手の親指を使って、少しずつ、指を移動させながら足首に向って、もんでいきます。
すねの上下、中央の当たりで、緩やかに前に行き、最後は、足首中央のくぼんだ所で終わります。
このすねの部分は、押すと誰もが心地よく響く痛みを感じる部位ですが、しこりやこわばりと共に、強い痛みがあるときは、要注意です。
胃痛、胃もたれ、食欲不振、腹部膨張感など、胃腸のトラブルが現れやすい部位なのです。

エコノミー症候群の危険性

1日中、立仕事をしたり、飛行機や車の座席に長時間座りっぱなしでいたりしますと、足がむくんで、体がだるくなり、足の血行が悪化して、足のつりを起こすことが良くあります。
この症状がひどくなると、痛みやしびれがして、血行が悪くなることで、血栓ができることもあります。
いわゆる「エコノミー症候群」です。
この症状が出ると、注意が必要で、最悪の場合、死に至ることもあります。
必ず、車の場合は外に出て、軽い散歩などが必要です。
飛行機の中などでは、足首を何回も回し、血行を良くすることが大切と言えましょう。
そうした状況になった時に、すねの万能ツボ、足三里を押すといいでしょう。
他にすねのツボとしまして、膝より足首の中央付近に「豊隆」というツボがあります。
ここを押すと、水気を外に出す働きがあり、むくみやしびれに有効とされています。
こうしたツボ療法も、一度試して見るのもいいかもしれません。

足のつりに効果がある すねのリハビリテーション

すねのリハビリの目的は、足のつりや、多くの症状の要因となる運動不足、水分不足、栄養不足などを改善した後、可動域の向上、筋肉のリラクゼーションと、筋力訓練に重きをおいたものになります。
下肢三頭筋、および足底筋のストレッチング、前脛骨筋のストレッチングや、レジスタンス・トレー二ングとして、カーフレイズ、チューブ・トレーニング、パートナーとのトレーニングが有効でしょう。
こうしたストレッチングや、レジスタンス・トレーニングを行う際には、伸ばす筋肉、鍛える筋肉を意識しながら、トレーニングするとより効果的になります。
すねは、プロレスラーも嘆いているように、肉体で、唯一鍛えることができない部位でもあります。
「弁慶の泣き所」と言われる所以がそこにあるのです。

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